お客さまの被害状況・困っていたこと
製造ラインにシバンムシが発生
こちらの食品工場では、製造ラインに貯穀害虫(穀物にたかる害虫)のシバンムシが発生していました。
商品に混入する事故は起こらなかったものの、モニタリングで毎回シバンムシが捕獲されていたため、お客さまとしてはリスクとお考えになり、弊社へご用命くださりました。
生息調査で分かった状況
壁の内側のパン粉だまりが発生源と特定
弊社の技術者が製造ライン周囲や建物を細かに調査したところ、シバンムシは壁の内側の空洞部分から発生していることが分かりました。そこで、建物の構造を把握した上で壁の一部をはがしてさらに調査したところ、壁の内側にパン粉が入り込んで堆積している状況を確認。これがシバンムシの発生原因となっていたことを特定しました。
駆除・予防処置と効果
壁内部への薬剤注入と清掃・修繕で発生を抑制
壁の内側のシバンムシを駆除するため、壁の一部に小さな穴を開け、そこから薬剤を施す処置を定期的に実施し、シバンムシの発生を抑えることができました。
ただし、その後も発生を予防していくためには、壁内部の清掃の実施と、空洞部にパン粉が入らないように密閉度を高める修繕が必要でした。そのため、お客さまへこの旨をご提案させていただいたところ、その後、清掃・修繕を実施いただき、良好な衛生環境を維持することができています。
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